『東京レイヴンズ12 Ｊｕｎｃｔｉｏｎ ｏｆ ＳＴＡＲｓ』読了！

吉祥寺急襲！　東京に再び闇鴉たちの呪術の火花が散る!!

「お帰りなさい」夏目の帰京のしらせを仲間たちが受け取ったその頃、

春虎も飛車丸、角行鬼と共に秘かに東京に潜伏していた。

そして、春虎を誘き寄せるため、

相馬たちも動き始める??！（公式サイトより）

東京レイヴンズ (12) Junction of STARs (富士見ファンタジア文庫)

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あざの 耕平 KADOKAWA/富士見書房 2014-11-20    

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東京レイヴンズ１２巻がようやく※１発売されました。

帰宅途中に読了したので感想を書いていきたいと思います。

以下ネタバレを含みます。

 

 

 

【土御門大人組逮捕】

泰純さん、鷹寛さん、千鶴さんが夜叉丸たちに捕まってしまい、

夏目さんと秋乃が窮地に追い込まれます。

そして逮捕の速報を見た

天馬や冬児、京子ちゃんや鈴鹿、そして春虎や大友先生が動き始める・・・

というところが話の大筋です。

そして夏目さんと塾生たちの感動の再会がやっと実現します。

（ただし春虎はまだまだお預け。）

溜めの１１巻、そして爆発の１２巻です。

【土御門春虎とは】

 春虎だけれども、夜光のことを自分のこととして話す、

春虎のミステリーは残念ながら持越しです。

探し物についてヒントは出ましたが。

【秋乃ちゃんの秘密】

秋乃ちゃんと春虎が探していた呪具「月輪」は密接な関係あり。

とりついているのか、それとも斜め上の展開が待っているのか。

【動き始めた塾生メンバーズ】

（気兼ねなくやれという祖父母の思いで）勘当される天馬、屋敷から逃走する京子、

冬児の助けも得ながら研究所から脱出する鈴鹿など、塾生たちが相変わらず熱いです。

特に天馬。おじいちゃんおばあちゃんとのやりとりには胸が熱くなりますし、

ウィッチクラフト社関連の話や珍機甲式などこれからの活躍にも期待大です。

【大友先生について】

まさかの春虎に「信用できない」扱いをされてしまう先生が哀れ。

「最後は諸共に破滅する危険性」

「それを正している余裕は、いまのおれにはない」

のあたりが、今後の展開を予感してしまいぞわぞわします。※２

そして前巻の木暮さんの思いが今更になってじわじわと伝わってきました。

読んでいる方もすっかり失念していましたがどう考えても今の大友先生は

荒御魂になじみすぎてまずいです。

所謂死亡フラグがでっかく立っている先生ですが、ここまで大きければ逆に木暮禅次郎＆早乙女涼

がお互いにお互いを立て直す方向になることを期待して良いかなと逆に思います。

【新キャラ】

まだまだ増えます。

軍曹こと「大佐」滋岳俊輔（３０代半ば）や双子特視官・幸徳井白蘭、

玄菊（マリリンより年上）クラフトウィッチ社の鶴田さん、雑誌記者若宮さん

など新キャラぞくぞくです。※３

【そしてフェーズ４発生へ・・・】

もう引き返せない大決戦が始まってしまうということなのでしょうか、

あいかわらずじらされる引きです。

【その他】

全幼女先輩が待っていたコン復活（省エネモードで活動するため）や、

天馬の「ラブレターをもらった」発言（もちろん例の手紙です）、

ある時はキュートに、時にシリアスに動く秋乃ちゃんの

うさみみなどその他も見どころたくさんです。

 

以上取り急ぎ東京レイヴンズ最新刊感想でした。

 

※１

ようやく、といっても前巻が発売されたのはこの春。

あざのさんはコンスタントに出してくれるので安心して付いていけます。

 

※２

少し似たセリフが前作BLACK BLOOD BROTHERSでもありましたっけ。

ペンテウスがカーサから離れろとダールに言ったあたりを思い出します。

 

※３

あらすじ１ページ目（先にみてしまった）に、双子の性別年齢の的中率

が気になると書いてあったのでてっきりおっさんが出てくるものかとおもっていました。

（いや、あざのさんなのでむしろその方が的中率が高い？）

 

 

 

 

 

※１補足

某主上の話をしているわけではありませんが早く某シリーズ新刊お慈悲 をプリーズ。